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zoom RSS 中国人実習生たちの手記を公開します

<<   作成日時 : 2005/07/27 20:11   >>

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会社との「和解」が成立し、本人は無事に帰国しましたので、暴行事件被害者のToさんが事件後に書き綴っていた手記の一部を掲載します。また中国国内で報道されたToさん事件の記事を見た元実習生も、私たちに手記を送ってきていたので、その一部を翻訳して公開します。これらの証言からも、今回の暴行事件が個人的ないさかいや偶発的なトラブルなどではなく、会社の中国人蔑視と民族差別の姿勢、外国人労働者に対する日常的な権利侵害の繰り返しから起こったものであることが明らかです。

 TOさんの手記から(要約)

 2004年の3月のある日、研修生のFさんがD常務に何回も殴られました。Fさんが社長に報告すると何日か後、社長らと話し合うことになりました。出席したのは社長、D常務、生活指導員、F、実習生の寮長Gでした。Fが組合に報告するというと社長は大声で「給料を払うのは私であって日本政府でも、遼日産業組合でもない。お前は私の言うことを聞かなければならない」と言いました。F、GがD常務に謝罪するよう要求したところ、社長とD常務は顔を見合わせると「あっはっはぁ」と大笑いし、社長は「Fを帰国させる」と言いました。Fが「どうして」と聞くと「お前の態度は良くない」と言い「私はD常務に謝罪させるが、Fも態度が良くないので処罰しなければならない」と言いました。また「人を殴るのは日本では一種の教育的方法だ」とも言い、話し合いを打ち切りました。私たちはこれに承服できず、組合に来てもらうことにしました。翌日、組合のHが来て私たちの話を聞き、会社になんらかの制裁をするといって帰りました。しかし、それ以降、組合は今に至るまでなにも言ってきません。                 
 Fの同僚Iも仕事中にD常務にビンタされ、足で蹴られました。実習生のJもまた、仕事中にD常務にビンタされています。

 研修生のLも仕事中にD常務と言い争ったことから、D常務にひどく殴られました。私はその時、Lから2〜3 離れたところにいました。工場は織機の音でうるさく、また耳栓をしていましたがD常務がLさんの頭を何回もパッシとひっぱたく音をはっきりと聞きました。Lさんはひどく心を傷つけられ、寮へ戻ってから泣いていました。また「殴られてひどく痛い」と言っていました。
               
 私たちの工場では中国人を殴るのは当たり前になっていますが、責任はいつもうやむやのうちに葬られています。会社が殴る人を庇うから、他の人も中国人を殴るのは悪くない、謝罪する必要はないという考え方になるのです。

 私が殴られてから2ヵ月あまりが経ちました。目を閉じるたびにKに殴られた時のことが浮かんできます。身体的な傷は癒えますが、精神的なショックが癒えることはとても困難です。          

 Kがいまだに誠意ある反省と謝罪をしないことにこの上ない怒りを覚えます。また、会社・協同組合ともに私を病院に連れて行こうともせず、それどころか強制帰国をほのめかし私の口を封じようとしました。この事はなお一層忘れることはできません。会社は一貫してこれは個人的なトラブルであり、会社は関係ないとしていますが私は本当に受け入れられません。私は会社の中国人に対する態度が少しでも変わり、日本人と同様の尊重を受けられるよう希望します。そして会社内でどの日本人であろうと中国人を決して殴らない事を願います。

                                                  2005年4月25日


 元実習生Bさんの手紙(要約)
 (2001年5月10日来日/2004年5月帰国)

 私が日本の坪金織物で研修をしていた三年間に日本人が 中国人研修生を殴ることはしょっちゅう起きていました。 初めてこの種のことを知ったのはある日同僚のCさんが両頬を赤く腫らし声も出せず泣いていたのを見た時でした。彼女は私に常務のDに殴られたと言いました。作業中の些細なミスを理由に彼女の頬を何度も殴ったのです。CさんはD常務の暴力から逃れるために第三工場に逃げましたがD常務はまるで悪魔のように追い掛け回しCさんを隅に追い詰め、逃げられないようにして何回も殴り続けたそうです。私が腹ただしいのは日本人職員Eが一部始終を見ていたにも関わらずD常務の暴力を止めようとはせず高見の見物をしていたということです。Cさんはこうした事は二回目だといっていました。
 一回目に殴られた時は事務所の生活指導員(女性)にだけ話したそうです。しかし今度はD常務の殴り方があまりにひどいので、Cさんは堪忍袋の緒を切らし社長に報告しました。社長はただ謝るだけでD常務に対してはなにもしませんでした。
 また、宿舎で私と一緒に住んでいた研修生のFさんも作業上のことでD常務にひどく殴られました。Fさんはとても憤慨し遼日産業協同組合(受入れ団体)に報告しました。組合は「皆に満足のいく返事をする」と言ったが、数ヵ月たち私が帰国するまで何の連絡もありませんでした。
 坪金の日本人従業員は私たちがミスをしたのを見つけるとすぐさま拳で殴る仕草をし「帰国させるぞ」と脅します。今回の事件は社長が人間を重視していない為にもたらされたものです。       

                                              2005年4月25日 受領

*この手紙は中国国内のToさん事件の報道をみた元実習生が私たちに送ってきたものです。

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